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4−2−1 巻頭言  「東京計量士会の更なる飛躍に向けて」


 
                                                   東京計量士会会長 横尾 明幸

 2013年5月21日に開催された第14回通常総会で、印南前会長の後を受け東京計量士会の会長を仰せつかりました。当会は歴代会長さんを始め諸先輩及び多くの会員の皆様方のご努力により、計量・計測管理の普及及びその実践など計量士の力量の向上等に大きな功績を上げられた輝かしい伝統を持つ団体であります。会長という大役に就任して早半年が過ぎようとしていますが、今更ながらその責務の重さに身の引き締まる思いを感じています。

 前会報(第34号)の会長就任の挨拶でも記しましたが、印南前会長の下、特別委員会で一年間かけて「望まれる計量管理と計量士制度」について検討を行い、また、より議論を深めるために、現状の問題点等について意見交換会(計量新報に掲載済)を開催し、報告書としてまとめたところです。

 報告書は、I.はじめに、U.計量管理60委員会の概要、V.計量を取り巻く状況     1.計量行政機関の格差拡大、2.計量行政審議会小委員会報告とその後、3.JIS Q 10012「計測マネジメントシステム」の制定、IV.適正計量管理事業所制度(制度の改善及び行政指導方法に対する要望を含む)、V.計量士制度(制度の改善及び登録に必要な実務経験期間の緩和の要望等を含む)Y.その他関係事項1.はかり、2.量目制度、3.基準器制度、4.指定製造事業者における自主検査修理品への拡大に疑問、5.指定装置事業者制度(仮称)の創設を、Z. 「望まれる計量管理と計量士制度」の意見交換会、VV。添付資料(参考)となっています。

 2013年は、この報告書の具体化の年として、また、総会で決定した事業計画の三つの柱1.計量管理の体制整備と新たな試みの検討、2.都検定所との意見交換の実施、3.都検定所の新庁舎移転に伴う事務所の移転及び諸課題@都民計量のひろば、出前計量教室等への積極的参画、A会員向けの計量・計測技術講習会及び研修見学会の実施と内容の充実、B会報の充実、C昨年より実施の会員会社等への出前計量・計測技術講習会の実施、D一軸試験機の検査・計量管理事業等の拡充強化、E流通業等への会員計量士の紹介などの実践に向けて全力で取り組みます。

 当会の更なる飛躍に向けて、総務部、企画部、広報部、研修部、検査事業部及び計量管理部は、一丸となって頑張って行きますので、今後とも会員をはじめ多くの計量関係者の皆様方の尚一層のご支援・ご協力をお願いいたします。